設立趣旨

 近年、食に対する安全性や環境に対する影響についての関心が高まり、農業の重要性が取り上げられてきています。しかし都市部では,すでに過密な宅地化が進み,生産緑地としてわずかに残っているだけです。そこで失われかかった農地を市民の手で、保存していくことが必要となり、また重要なことであると考えられます。農業を知らない市民たちにその機会をつくり、実際に体験することを通して市民一人一人が食や農や環境に対して振り返ってみることが大切なことだと思われます。
私たちの団体 『武蔵野農業ふれあい村』 は広く市民に対して,農にふれあう機会・実際の耕作、収穫,収穫物を使っての食の機会・一連の農に対する学習の機会を企画し、運営する事業をおこなっていきます。

運営方針

 むさしの農業ふれあい村では以下のような3つの方針に従い、農業ふれあい公園の管理・運営を行っています。

ごあいさつ

 当NPO法人は、農業ふれあい公園で開かれる市民を対象とした野菜作りの「農業塾」の企画運営を中心に活動をはじめ、武蔵野に残る農風景の保全や農業歳時記に基づくいろいろな行事を行っています。さらに、食育・農文化に係る紹介・啓蒙活動、次世代を担う子供達や障害者の方々に、自然と触れ合う機会を提供するなど様々な活動を行っています。こういった活動を通して、市民の皆さんに時として人間の力ではどうにもならない自然のすごさにも触れていただき、自然の力、素晴らしさを体感し、「人と自然」、「人と人」、「人と地域社会」をつないでいきたいと願っています。幸い多くの市民の方の支持を頂き、JAや武蔵野商工会議所、さらに地域貢献に熱心な企業からもご支援を戴くことができ、ここまで順調に発展して参りました。今後とも、農、食、環境の問題にとり組むというNPO法人のミッションに忠実に活動を展開して参る所存です。引き続き皆様の温かいご支援をお願いいたします。
代表理事 齋藤 瑞枝